ロコモティブシンドローム(ロコモ)とは
骨、関節、筋肉などの運動器がその機能が衰えると暮らしの中での自立度が低下し、やがて介護が必要になったり、寝たきりになる可能性が高まります。 運動器の障害のために、日常生活動作が不自由になったり、誰もがなりたくない要介護→寝たきりになる危険度が高まる状態を、ロコモティブシンドロームと言います。(内科領域のメタボリックシンドロームに対して)
ロコチェックで思い当たることありますか

①片脚立ちで靴下がはけない。
②家の中でつまづいたり滑ったりする。
③階段を上るのに手すりが必要である。
④横断歩道を青信号で渡り切れない。
⑤15分くらいを続けて歩けない。
※注意
無理に試して、転んだりしないように注意してください。
また、腰や関節の痛み、筋力の衰え、ふらつきといった症状が、最近悪化してきている場合などは、まず医師の診察を受けてください。
上記の一つでも当てはまれば、ロコモである心配があります。
早速、整形外科専門医を受診して下さい。
今日からロコモーショントレーニング(ロコトレ)をはじめましょう!
ロコモーショントレーニング(ロコトレ)
ロコモにはいろいろなレベルがあり、それはどれくらい歩けるかによってわかります。
十分に歩ける人と、よく歩けない人では、ロコトレのやり方も違います。
自分にあった安全な方法で、まず開眼片脚立ちとスクワットを始めましょう。
この2つの運動とともに、その他のロコトレも積極的に行いましょう。
※注意
治療中の病気やケガがあったり、体調に不安があるときは、まず医師に相談してから始めましょう。
無理をせず、自分のペースで行いましょう。また、食事の直後の運動は避けましょう。
なお、痛みを感じた場合は運動を中止し、医師に相談しましょう。
ロコトレ その1 開眼片脚立ち

ロコトレ その2 スクワット

ロコトレ その3 その他のロコトレ

運動器のしくみとロコモ

運動器とは、身体運動に関わる骨、筋肉、関節、神経などの総称です。運動器はそれぞれが連携して働いており、どのひとつが悪くても身体はうまく動きません。また、複数の運動器が同時に障害を受けることもあります。
運動器を全体としてとらえる、それがロコモの考え方です。